Entries

多角的視点の映画・・・の巻

どもです。

さて、2回にわたって釣り以外のネタです。

そして、今回も映画でございます、アニメです。
14837925020.jpeg
聲の形(こえのかたち)です。
今回この映画は、もともと僕も観たかったのもありましたけど娘も観たがりまして、親子で鑑賞してきました。
実は、超有名な「君の名は。」と時期的に同じく昨年の9月に公開でしたが、首都圏ではともかく、地方ではほかの色んな作品とのバッティングに加えて、「君の名は。」のロングラン公開も重なり、県内で全く上映するそぶりもないまま年が明けてしまいましたが、年が明けた途端、これを上映してくれた映画館が出てきまして、その初日・初回で観ることができました。

ガキ大将だったは小学6年生の石田将也は転校生の少女・西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。
「いい奴ぶってんじゃねーよ」
自分の想いを伝えられない二人はすれ違い、分かり合えないまま、ある日硝子は転校してしまう。
やがて5年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。
あの日以来、伝えたい想いを内に抱えていた将也は硝子のもとを訪れる。
「俺と西宮、友達になれるかな?」
再会したふたりは今まで距離を置いていた同級生たちに会いに行く。
止まっていた時間が少しずつ動き出し、ふたりの世界は変わっていったように見えたが・・・。

ちなみにこれ↑は作品紹介のイントロダクションをそのまま書きました。
これをこのまま読むと恋愛ドラマなのかな?、と感じられると思いますが、実は・・
割とヘビーな内容です。
この文章は実にきれいに書いていますが、実際のテーマは「障害者といじめ加害者の末路からの暗中模索」です。
14837925540.jpeg
小学生時代の硝子と将也。
画像お借りしてます。
文中の将也の「無邪気な好奇心」とはダイレクトに書いていませんが、「いじめ」のことです。
そして、ヒロインである西宮硝子は先天性の聴覚障害者なんです。
遊び仲間と硝子をからかう将也でしたが、「好きな子にほどいじわるする」ことがいじわるに過熱しすぎて、硝子の補聴器を何個も取り上げた挙句、ある日硝子の耳にけがを負わせてしまい、硝子は転校してしまいます。
これが発端となり、ガキ大将から逆にいじめの標的に成り下がってしまった将也。硝子の母親に謝罪に行った自分の母親がケガをして戻ってきても自分をきつく攻めることをしなかった母親に対する謝罪、周りの人間との接触を拒む自分の情けなさ、そして硝子への申し訳なさも重なり手話教室に通いながらも、すべてに落とし前をつけてこの世を去ろうとしていた高校生の将也の周囲に変化が起き始め、突然の硝子との再会へと発展していく・・・
というのが本筋なんです。
14837926690.jpeg
高校生の硝子。
画像お借りしてます。
元々は少年マガジンに連載されていた大今良時さんの原作のアニメ映画化ですが、この原作は2015年の「このマンガがすごい!」
のオトコ部門で泣ける漫画としてトップになったそうです。
僕は原作を知らずにこの映画に興味を持っていましたが、事前情報は先ほどのイントロダクションのみでしたので、実際に鑑賞してかなりの衝撃を受けました。
映像は主人公である石田将也の目線で描かれるので、将也自身が周りの人間(同級生)との接触を拒んでいる描写に驚きました。
自分と疎通のある家族以外はすべて顔に「ぺけ印」が貼られてるんです。そして、自分が受け入れようとした、もしくは受け入れた時にその相手の顔から「ぺけ印」が剥がれ落ちるという手法も斬新でした。
映画の目線は将也ですが、硝子をはじめ、ぺけ印がとれた小学校からの同級生たちや新しくできた友人、そして硝子の妹である結弦の気持ちの描写もしっかり際立たせているので、基本は将也の一人称ないし、硝子との二人称ですが、硝子を核としたそれぞれの人間模様までいろんな意味でリアルに思えました。
これは人間ドラマなんです。

14837925810.jpeg
将也の親友となる永束と、硝子の妹の結弦。
画像お借りしてます。

人間ドラマですから多少笑えるシーンもありましたが、劇場内のお客さんで笑ってる人は一人もいなかったのは、作品にのめりこんでいたのか・・・?
しかし、ずっと暗い話ではありません、途中に大事件が起こりますが、そこからの立ち上がりに一番涙するかもしれません。


14837926570.jpeg
会話も手話もぎこちない将也でも優しく手話で接する硝子。
画像お借りしてます。


多分、大部分の方は今なおロングラン公開されている「君の名は。」と「聲の形」を比較しようとするでしょうが、とんでもない。
この2作品はそれぞれ作品として完全に確立されていますので、比較はナンセンスです。
ちなみに僕は「君の名は。」を観ていませんが、これほどまでに有名な人気作品になるのは何かしらの良さが万人受けしたため、と見ています。
おまけで、うちの娘は「君の名は。」を友達と観ていまして「面白かった」と言っていますが、やや「聲の形」の方が娘的には好きなんだそうです。ただ、やはり前置きとして「どっちが良いとか悪いとかはない」と言ってましたよ。

全体を通していい映画だったんですが、僕的に唯一よろしくなかったのが、原作7巻をギュッと尺詰めして2時間20分の長丁場になってしまっているため、頑張っても僕はラスト10分で膀胱との闘いにすり替わってしまったのが悔やまれる点でした(笑)。
なのでせっかくの大事なシーンに感情移入ができませんでした・・。

人間ドラマなんですが、見る人によっては遠回りの恋愛物語にも見えたりするので、人によっていろんな色の「聲の形」が存在可能なのも面白いと思います。

これもおそらくBD出れば買う可能性大ですね。その前に原作の単行本を改めて読んでみたいとも思ってます、映画では描かれなかった話もありますので。
この映画、いい意味で期待を壊してくれた上に心に残るお話でしたので、僕的点数は89点としておきましょうか。娘と鑑賞できたのもポイント高いです・・・バイオハザードより高得点だった・・・。

今日は「最近のアニメは地方が出てきます」という題でお送りしました・・・今回の「聲の形」の舞台は岐阜県の大垣なんです。
なので、ファンのご当地巡礼も当然あったそうです。一番びっくりしたのはナガシマスパーランドが劇中に登場したとこですかね。
・・・そういえば放送の始まったNHKの大河ドラマ「おんな城主・影虎」は浜松だったか天竜が舞台だったか…。



スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://pencildirt560204.blog.fc2.com/tb.php/365-8cd8048e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

Author:つぅ
FC2ブログへようこそ!

数勘定

最新記事

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
まとめ